今回わたしたちは、両親の遺骨を今住んでいる三重県の英虞（あご）湾に散骨いたしました。

私たち夫婦は引退してから、長年暮らした東京の家を畳んで、三重に住んでいます。

英虞湾を選んだのは、子どもの頃にも思い出がある土地で、自然を満喫できるところが気に入っていたからです。

実は東京に住んでいた頃に、両親のために都内でお墓も購入していました。

しかし、老後を楽しむために、もう東京は離れようということになり、家も墓も処分して、両親の遺骨と一緒に三重に引っ越してきました。

我が家は私の代で終わります。
こちらで新しく墓を作っても、後に続く人がいません。

そこで私は両親の遺骨を散骨することに決めました。

しかし、散骨を行おうにも自分たちではなにから手を付ければいいのかわかりません。

そこで、今回はすべての手配をゆたかに粉骨さんにお願いすることにしました。

散骨のときに、「一緒にまくお花はどんな種類がいいか」などいろいろと細かいオーダーを聞いてくださって、本当に丁寧にやっていただき、やはり専門の方にお願いしてよかったと感じています。

英虞湾はとても風が強い土地で、365日のうち300日は風が吹いているようなところですが、この日はとても穏やかで、きもちのいい天気でした。

スタッフの方の先導で、散骨を行いましたが、英虞湾のきれいな海に、パウダー状になった遺骨が静かに消えていきました。

私は、散骨を無事に終えることができて、すべてから解放されたような気分でホッとしています。

墓を抱えてしまうと、残された人は本当に負担を感じると思います。

私の親戚で、墓の面倒を見られない家族がいますので、こちらにも散骨を進めたいと考えています。

その時はまたゆたかに粉骨に相談したいですね。