我が家は和歌山に本家があり、両親の遺骨は和歌山のお寺に預けていました。

しかし、父がもともとお寺を好んでいなかったことと、また弟の遺骨もしばらく納骨してあげられていなかったので、両親と弟が幼い頃に育った江ノ島の近くで散骨することにしました。

さっそく、江ノ島沖で散骨できる業者を探したところ、関東圏だったからか、すぐにたくさん業者が見つかったのですが、江ノ島沖といっても、業者によっては江ノ島より東側の鎌倉のほうで散骨を実施する業者が少なくありません。

鎌倉付近になってしまいますと、父と弟が育った海ではありませんから、私としては江ノ島付近での散骨を強く希望していました。

そこで、ホームページに散骨海域の具体的な説明がある業者を探していると、わかりやすく散骨ポイントの目印が載っている「ゆたかに粉骨」を見つけます。

すぐに電話で問い合わせをすると、代表の宮永さんに柔らかい対応で接していただけ、第一印象でまず安心。

しかし、今回の私たちの希望日はゴールデンウィークの真っ只中、弟の命日に合わせて実施したかったのです。日程の相談をしたところ、普段使用されている提携の船の予約がいっぱいとのことでした・・・。

しかし、宮永さんは安易に断らずに、最終的には私たちの散骨場所、日程の希望を叶えていただき、また高齢の親族の住まいから近い平塚からの船を用意していただけたので、みんなで両親と弟を見送ることができました。

また、当初予定していた時刻は風が強くなる予報でしたので、早めに出発したのですが、偶然にも弟が亡くなった時刻に近く、なにか縁も感じましたね。

ゆたかに粉骨には私たちの要望にすべて快くご対応していただけて、とても感謝しております。

私も両親や弟と同じ海で散骨を希望しているので、その時はぜひまたお願いさせていただきますね。