両親はもともと、親族と一緒に買ったお墓を持っていましたが、遺言で海洋散骨にしてほしいとのことで、今回『ゆたかに』さんに依頼して海洋散骨をしました。

生前から娘の私や孫娘にお墓の管理などの負担をしいたくない思いがあったのと、ミニマリストのような考え方を持つ両親だったので、海洋散骨をしてほしいと遺言を残したのでしょう。

業者さんを選ぶ際は、もともとは両親の出身地である大分県での散骨を考えていましたから、大分県でも散骨ができる2、3社の業者さんに問い合わせをしてみました。

『ゆたかに』さんに問い合わせしたのも、大分県での散骨実績があったためです。

しかし、『ゆたかに』さんに問い合わせると、それまで考えていなかった点に気付かされました。

天候の問題です。

散骨は天候が命です。
天候次第では予定日に散骨ができず、大分県までの移動が無駄になってしまうリスクがあると宮永さんから説明を受けました。

それと比べて、私たちは神奈川に住んでいるので、江ノ島周辺であれば、万が一前日に出港不可になった場合でも、容易に散骨日の振替えができます。

大分は距離が遠い分、日程の調整も手間がかかってしまうので、とても参考になるお話でした。

また、散骨を終えた今では、自分たちの住まいの近くで散骨したことで、いつも両親を感じられてよかったと思っています。

その時から担当の宮永さんとは心の距離が近いな、親身になって考えていただけてるな、と思って依頼を決めさせていただきました。

台風シーズンではない6月にもかかわらず、台風が来てしまったので、結果的に江ノ島でも第二希望日での実施となりましたが、無事に希望者全員が乗船して散骨することができました。

散骨を実施してみて、遺骨を撒くというよりも自然と一体化して還っていくような印象を感じましたね。

振り返ってみると、お葬式に負けず劣らず、とても記憶に残る大切な時間となりました。

このような時間を過ごさせていただいた『ゆたかに』さんには感謝しております。