特定のお寺との付き合いがない。お坊さんを頼むにはどうしたらいい？

四十九日法要を行ってくださるお坊さんを依頼する方法はいくつかありますが、その中で主な方法をご紹介いたします。

・火葬を行っていただいた葬儀社にお坊さんの紹介をお願いする

葬儀社は地域の寺院と多くのお付き合いがあり、お坊さんの紹介を依頼すれば近隣で適切な寺院を紹介してくださることが一般的です。

葬儀社としても、どのような寺院を紹介するかは評判に関わることなので、各家庭との相性によっては上手く行かない可能性があることは否定できませんが、それでも相談者様に適切と思われる寺院を紹介してくださるはずです。

費用としては寺院によって御布施として3万円～7万円がかかります。

この他、お坊さんが自分の車や、自分で手配したタクシーで法要を行う場所まで来られた場合には御車代5千円～1万円を包んでお渡しします。

もうひとつ、法要後に会食を行う場合でお坊さんが会食に同席しない場合には御膳料を包ます。

御膳料は5千円～1万円が相場です。

御布施に加えて御車代、御膳料も用意したとして、お坊さんに対しては軽く見積もって4万円程度の用意が必要ということになります。

ただし金銭的余裕が無いことを葬儀社に伝えつつお坊さんの紹介を依頼すれば、もう少し負担が軽くて済む寺院を紹介してくださる可能性もあります。

・お坊さんの紹介業者に依頼する

インターネットで「僧侶　派遣」「僧侶　紹介」などと検索しますと複数の僧侶紹介業者が表示されます。

葬儀業界の中では「お坊さん便」という紹介サイトがもっとも広く浸透しています。

「お坊さん便」では、初めてお坊さん便を利用される場合には四十九日法要は35,000円（2回目以降の依頼は45,000円）の定額制です。

お坊さん便では、先に述べましたような御車代、御膳料を別途用意する必要はありません。

他の僧侶紹介業者も概ね3万円～5万円くらいの料金設定となっています。

長い目で見て一周忌法要など今後もお付き合いを続けることが考えられるのであれば、近隣の寺院を葬儀社に紹介してもらうのが良いでしょう。

あくまで費用面を最重要視するのであれば、インターネットで僧侶派遣業者を利用するのが無難なところです。