死後の戒名は、生前に自分で付けてもいいか?

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終活をしている者です。

生前のうちに、戒名を自分で付けてもいいでしょうか。

よく知らないお坊さんに自分の死後の名まえを勝手につけられるのは不本意です。

高い戒名代を払うのも納得できません。

自分で戒名を付けて、それを位牌に刻んでもらいたいのですが、それはダメでしょうか。

どうすれば、私の思う通りにできますか。

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回答2

アドバイザー写真 奥山 晶子
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葬儀業界で2年間働いた後、葬儀や墓にまつわるライターとして活動している奥山と申します。
ご自身で戒名をつけることは可能です。
有名人が自分でつけた戒名や、僧職ではない人につけてもらった戒名をご紹介しますので、参考にしてくださいね。

・立川雲黒斎家元勝手居士」 
立川談志さんがご自身でつけた戒名です。
「たてかわうんこくさいいえもとかってこじ」と読みます。
自分でつけたものながら、周りの人も「ご本人らしい」と納得できるような、茶目っ気のある素敵な戒名です。

・風々院風々風々居士
作家の山田風太郎が自分につけた戒名として知られています。

・春暁院緑雨酔客居士
作家の幸田露伴が、同じく作家の友人である斎藤緑雨につけた戒名です。

・含章院敏誉柳邨居士
作家の森鴎外が、文学者で友人の上田敏につけた戒名です。



なお、戒名をつけないという選択肢もあります。
その際は、俗名(今の名前)を位牌に刻んでもらえます。
「良く知らないお坊さんに自分の死後の名まえを勝手につけられるのは不本意」とありますので、
もしかしたら、戒名自体必要ないという考えにも、ご興味があるのではないかと思い、補足申し上げました。
仏教でのお葬式を希望しないのであれば、無宗教葬となり、戒名も、そして位牌も必要ありません。
ご参考まで。
アドバイザー写真 影山 理恵
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葬儀・お墓・仏壇、エンディング業界勤務歴20年、影山理恵です。

お付き合いのある菩提寺がなく、寺院墓地での埋葬をお考えでないのであれば、ご自身で戒名を付けても問題はありません。

ご自身がどのような生涯を送られるかをお考えいただくうえでも戒名の検討は非常に価値のある時間だと思われます。宜しければ以下をご参考になさってください。

戒名は、院号・道号・戒名・位の4つから構成されています。宗派による違いは次のとおりです。
真言宗:梵字+院号+道号+戒名+位号
天台宗:院号+道号+戒名+位号
浄土宗:院号+誉号+戒名+位号
浄土真宗:院号+釋号+法号
曹洞宗・臨済宗:院号道号+戒名+位号
日蓮宗:院号+道号+日号+位号

・院号(院殿号):寺院への貢献や身分・功績の証として授かるものなので、一般的には付けませんが、中にはご自身でお寺を建立することを想像して付ける方もいます。

・道号:戒名との調和によって、特技・趣味・性格・業績などを讃える言葉の文字を用いることが多いです。縁起の悪いもの、祝いごとに使われるもの、動物の名前、人の体を示す文字は避けます。

・戒名:2文字で表します。一般的には生前の俗名から一文字を流用することが多いです。

・位号:仏教徒としての位を表し、性別や年齢、地位によって異なります。位の高い順に、大居士・清大姉、居士・大姉、禅定門・禅定尼、清信士・清信女、信士・信女です。

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