お骨をそばに置く手元供養は罰当たり?

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納骨はしないと駄目ですか?田舎には生前、夫が購入していた納骨堂があります。

しかし夫の死後、私は納骨をためらっていて、お骨を手元で供養したいと思っています。

そんな私を厳しく非難して、「遺骨を粗末にしている、成仏出来ない。可哀相だ」という人もいます。どうやって説得すればいいでしょうか。

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回答5

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ご遺骨は、故人様の形見です。そのため、ご質問者様同様にお手元に末長くご安置したいと思われる方は少なくありません。ご質問の文面から伝わってきますが、ご質問者様は故人様のことをとても愛おしく思われていたのでしょう。素晴らしい夫婦愛だと思います。

なのに、周囲の方から厳しく言われて、とてもおつらかったこととお察しします。故人様への思いがそれだけ深いのですから、もちろん「遺骨を粗末にしている」などということは絶対にないでしょう。

ところで、どうしてご質問者様を非難する方は、お手元にご遺骨をご安置していると「可哀相だ」と言うのでしょうか。非難された時のつらいお気持ちから、一歩下がって冷静に、次の2つのことについて考えてみましょう。

1つ目は「納骨とは何か?」ということです。結論を先に言ってしまうと、ご遺骨を落ち着くべき場所に落ち着かせる行為です。つまり、納骨するまでのご自宅に安置されたご遺骨は、仮住まいにいるような状態です。ご質問者様にとっては、故人様とご一緒に過ごされた心落ち着く我が家であっても、ご遺骨にとっては仮住まいでしかありません。そのような意味で、帰るべき場所に帰れないご遺骨は「可哀相」なわけです。

2つ目に、「成仏するとは何か?」ということについて考えてみましょう。成仏とは、文字通り「仏様に成る」、ということです。ここでいう仏様とは単なる「死者」とイコールではありません。仏様というのは、「いのちの真実に目覚め、人々を導く方」のことです。

ご質問者様は、愛する故人様と死別されてお淋しいことと思います。だからご遺骨をずっとお手元にご安置しておきたいのでしょう。しかし、故人様はご自身の死を通して、ご質問者様を淋しい気持ちにしただけではありません。

実は、自らの身をもって、命をかけてご質問者様にとても大切なメッセージを残してくださっています。それは「いのちの尊さとはかなさ」です。

人間は死ねばどうなるのか。この問いに、先人はさまざまな答えを考えてきました。その答えに一つが、「仏様に成る」です。私たちがつい忘れてしまう大切なこと、「いのちの尊さとはかなさ」を教えてくださる方(仏様)になる、ということです。「死んだら骨になった」ではあまりに故人様の尊いご生涯、死をかけた教えが虚しいものになってしまいませんか。これがもう一つの「可哀相」なことです。

ご遺骨は、あくまで「亡骸(なきがら)」であって、故人様はすでに仏様として、ご質問者様に大切なメッセージを発し続けています。このメッセージこそが、故人様そのものなのです。ご遺骨は、落ち着くべきところに落ち着かせ、ご遺族は故人様からのメッセージを聞きに納骨場所に出かけて手を合わせる、これが仏様となられた故人様への礼儀でもあります。ご遺骨は故人様の形見ではあっても、故人様そのものではありません。

ご自宅にはお仏壇をご安置して故人様をお偲びし、さらにご自宅の外でも納骨場所で故人様をお偲びする、考えてみれば愛おしい方と出会える場所がこの世に2つもできるわけです。とても素敵ではないですか?

お仏壇では、ご夫婦の間でしか見せなかった普段着のご自身のまま故人様に向かい合い、納骨場所ではご結婚前に戻って故人様とデートするような気持ちで、少しおしゃれして会いに行く。そうして生き生きとした日々を送られることで、仏様となられた故人様もお喜びになり、最高の供養になるのではないでしょうか。

いずれにしても、愛する方との別れはとてもつらいものです。どうぞご無理されず、ご自身のペースで考えてみてください。
アドバイザー写真 影山 理恵
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ご主人様はなぜ田舎に納骨堂をご購入されたのでしょうか?当時は田舎にお住まいだったのでしょうか?それとも帰省を考えてのご購入でしょうか?

納骨堂をお求めになった際、ご相談者様とはお話し合いをされていないのでしょうか?

ご事情は分かり兼ねますが、ご遺骨をお骨壺のままご自宅で置いておくことはあまりお勧めできません。

天災などで万が一のことがあったら、取り返しのつかないことになってしまうためです。

もしも、どうしてもお手元にお骨を置いておきたいとお考えでしたら、分骨をして、ご自宅では小さなミニ骨壺にてご供養なさってはいかがでしょう。

残りのお骨は、ご主人様のお求めになった田舎の納骨堂へ納めます。

分骨について、もしかしたら田舎の方々は反対をされるかもしれませんが、皆様とご相談者様の想いを共に叶える方法としては最良かと存じ上げます。

故人のご主人様におかれましても、皆様が平穏な日々を過ごしてくれるようにと望んでいらっしゃることと思います。

分骨のお許しを得るための説得について、どうぞご検討ください。
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私もテレビで同じことを言っている霊能者が出ている番組を観たことがあります。

今では、散骨したり、ジュエリーに加工したり、ご自宅に置いておくための骨壺や額縁、またご遺骨を石に加工して置物にしたり、と手元供養の形も方法も多種多様にあるので、気になさらない方がいいと思います。

故人を偲ぶ思いが落ち着くまでは手元に置いておきたい気持ちを伝えてみてはどうでしょうか?

ご葬儀に使われた骨箱のままでは、やはり人目もありますので、ご自身の環境に合った形に変えてみるといいかもしれませんね。
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  • 麻生 浩平
  • 弁護士・税理士・行政書士
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  • 未登録
  • 2019/10/24
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国の法律「墓地埋葬等に関する法律」では、遺骨は墓地などで宗教的かつ衛生的に考慮されて埋葬されることが義務づけられています。

つまり「お墓に必ず入れる」義務があるわけではなく、周辺の人々に迷惑をかけないように管理すること、と命じられているのが国の法律の解釈です。

実際、自宅で長年遺骨をまつって供養されている人もいますが、将来的に供養している人が亡くなった後、同様の供養の方法が可能なのかは考慮すべきでしょう。

ただし、代替わりして遺骨の存在すら忘れられてしまうようでは供養本来の目的が達成できませんから、やはり丁重に埋葬され管理がなされる方法での納骨を最終的には行うべきでしょう。

まず、今の世代だけではなく、これからの世代もずっと供養を続けられる方法を最終的に行うと前提があるとして、それまでの間は自宅で供養する、という計画を説明して理解を求めるのが聡明でしょう。
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納骨をしなくても、遺骨を灰にして大好きだった海に散骨する「海洋葬」(無許可で行ってはいけません。

専門の業者に依頼してください)や、自然に還すという想いで樹々に遺骨の灰を撒く樹木葬(これも許可された場所でないといけません)というご供養の方法があるので問題ありません。

亡くなったご主人のことを想い、ご主人のために行うご供養です。

「昔からこうだから」「当たり前だから」という考えから、仏教の素人が知ったような口をきく人たちの言うことなんて必要ありません。

奥様は「あなた方はこの先何十年たっても、主人に手を合わせてくれるのですか。私ならそれができる」と言い切るべきです。

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