檀家になると、具体的に何をするのでしょうか?

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「檀家」とは、具体的に何をするのですか?

父が亡くなり、あるお寺に法要をお願いし、そのままお墓もそちらのお寺で…と考えています。

すると「檀家になってください」とご住職に言われました。

我が家は両親の代に田舎を離れていますので、今は特定のお寺のお世話にはなっていません。

今回もお葬式だけ、都合よくお寺さんにお願いしたという感じです。

しかし「檀家になって」と言われますと、具体的にどんなことをするのかわかりません。

お盆や三回忌の時などに、法要をお願いして、お布施を支払うという理解でいいのでしょうか。

定期的に会員費のようなものを支払う必要があるのでしょうか。他にも役割がありますか?

檀家とはどんなことをするのか、具体的に教えてください。

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回答2

アドバイザー写真 猪俣 紫蘭
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お寺の境内にある墓園は、本来は檀家さんや信者さんのためにあるものです。

なので「檀家になってください」と言われるのは珍しい話ではありません。

皆さんはお盆やお彼岸の時にお参りに行くだけでしょうが、1年を通じてお掃除をするのはお寺なのですから「お葬式だけで、お墓も建てさせてください。でも檀家にはなりません」では、ちょっと悲しくなりますよ。

では「檀家になるとどうなるか?なにをしたらいいのか?」という話になるのももっともですね。

これはお寺によって運営の方法が色々なので、例をとって説明させてもらいますね。

〇年会費を払う(お墓の維持費・何年分かまとめてもOK)
〇お盆・お彼岸法要に卒塔婆を申し込む(参加は自由・申し込むだけでもOK)
〇月命日や祥月命日やお盆などに家に来てもらってお経をあげてもらう
〇3回忌とかの法事をしてもらう
〇行事があれば参加してみる(強制参加ではない)

だいたいこれが基本ですが、家に来てもらうのは…という方はお寺に行って拝んでもらうこともできます。

お寺によってはお正月・お盆・お彼岸にお参りというところもありますが、年にお盆だけというところもありますので、お寺に聞いてみてください。

法事の会場を自宅ではなくお寺でしてもらうことができます。

行事も節分や祈祷会とか月行事を行っているところもありますね。

カルチャースクールみたいにヨガ教室や仏教の勉強会をしているところもありますよ。

強制ではありませんので興味があれば参加することができます。
アドバイザー写真
  • 麻生 浩平
  • 弁護士・税理士・行政書士
  • 4
  • 未登録
  • 2020/1/28
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檀家とは、いわばその寺院の「サポーター」のようなものと考えていただけるとわかりやすいかと思います。

檀家の務めとして、よく知られているのは次のような活動です。

〇檀家間の取次
〇寄付
〇清掃奉仕
〇旅行

地区内に複数の檀家がいる場合は、その取りまとめ役として「班長」のような役割を持たされることがあります。これが意外と面倒です。

檀家が最も必要とされるのは「寄付」です。定期的な「お盆の供養祭」の寄付から、「本堂の修繕」の寄付まで、さまざまな寄付を迫られることがあります。
そのため、檀家内の班長になってしまうと、これらの寄付を集めて回る手間がかなり面倒です。

清掃奉仕は、お盆前や年末などに寺院やその周辺を清掃するボランティア活動です。

寺院によっては地区内の公園などでもボランティア清掃を行うとことがあるようですが、これは一種の「マンパワー」のアピールです。うちの寺はこんなに人を集められるんだ(=選挙の時に集票が可能だぞ)、と見せつける意図もあるようです。

あとは、その寺院があがめる宗派の本山への旅行も行われる場合があります。参加費は自腹ではありますが、老後の楽しみの1つとしてとらえられるなら楽しめるかもしれません。

最後に会費ですが、その寺院がどんな行事をどれだけ行うかで、年会費の有無や単価の変動があります。積極的に行事を実施しているような寺院では、それなりに会費も支払う必要があるようです。

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