生活扶助を受けていた義母の葬儀代、後から役所に請求できるか?

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義理の母が亡くなりました。

私たちは把握していなかったのですが、義母は生活保護を受給していたようです。

亡くなったすぐ後にはそのことを知らないまま、私たちで葬儀を執り行い、80万円ほど葬儀屋さんに支払いました。

後になってから「生活保護を受けているなら、葬式には葬祭扶助が受けられる」と知りました。

しかし、後から遺族が役所に葬祭扶助を請求して扶助が下りるでしょうか。

むしろ、「80万円もの葬儀代を出せる家族がいるなら、生活保護は不要だった。(義母に)渡した生活保護を返還して欲しい」とか言われないでしょうか。

役所の相談すべきかどうか迷っています。

回答は締め切られました

回答1

アドバイザー写真 小川 竜雲
  • 小川 竜雲
  • 葬儀業界経験者
  • 1
  • 神奈川県
  • 2020/2/29
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業界歴約20年、葬祭ディレクターの小川竜雲と申します。

お義母様のご葬儀、大変お疲れ様でございました。

生活保護を受けていた方が受けられる葬儀に関する費用の扶助のことを「葬祭扶助」と言います。

「後から遺族が役所に葬祭扶助を請求して扶助が下りるでしょうか。」というご質問ですが、結論としましては後から請求しても葬祭扶助は残念ながら下りません。

葬祭扶助を受けるためには葬儀前の申請が必須です。

ご不幸が発生し、葬儀社と葬儀内容を取り決める前に役所の福祉課やケースワーカー等に連絡をして、葬祭扶助が下りるかどうか確認する必要があります。

ただし、故人が生活保護を受けていたからといって、必ずしも葬祭扶助が下りるとは限りません。

家族や親族に葬儀費用を負担する余裕のある人がいる場合には葬祭扶助が下りない可能性もあります。

ご心配されている「80万円もの葬儀代を出せる家族がいるなら、生活保護は不要だった。(義母に)渡した生活保護を返還して欲しい」という点につきましては、生活保護の受給申請を行うにあたって虚偽の申請内容があった等、特段の違法性がない限り、返還を求められることはないでしょう。

以上、ご参考になればと思います。
お義母様のご冥福をお祈り申し上げます。

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