通夜振る舞いの時、遺族は参列者にお酌をするべきでしょうか?

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通夜振る舞いについて教えてください。

義父がなくなりました。これからお葬式を行います。

それで、通夜に参列してくださった方にお食事を出す通夜振る舞いのことなのですが、この時、遺族は参列者にお酌をして回るものでしょうか?

私の実家は埼玉なのですが、確か参列者にはお酌をしていたような記憶があります。

嫁いだのも同じく関東の千葉なのですが、同じようにして大丈夫でしょうか?

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回答2

アドバイザー写真 奥山 晶子
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葬儀業界で2年間働いた後、葬儀や墓にまつわるライターとして活動している奥山と申します。
お義父さまが亡くなられたとのこと、大変ご愁傷さまでした。

遺族が参列者にお酌をして回る風習は、全国的に見られます。
ですから、基本的にはなるみさんのご認識通り、お酌をして回るのがいいでしょう。

ただ、まずはお義母さまなど旦那さん側の親族に確認しましょう。
誰がどのテーブルへ、先にお酌をして回るかは、遺族の考え次第だからです。
例えば、上席に導師を務めてくださった僧侶がいれば、まずは喪主がお酌をしなければならないという考え方は、一般的に見られます。
喪主がお義母さまであった場合、喪主を差し置いて他の遺族が真っ先に僧侶へお酌をすると、「何か違うのでは」と感じる人もいるかもしれません。
まずは、「自分は誰からお酌に行くべきか」と、お義母さまや旦那さんに尋ねましょう。

遺族のお酌は、単に「お酒を注ぐ」行為ではありません。
通夜に参列してくださった方々に「挨拶」をする目的のために、「お酌」という手段を使うのです。
「本日はお越しくださり、誠にありがとうございます」と感謝の意を表してドリンクをふるまい、簡単な自己紹介や故人の思い出話などを伺うのが一般的です。
そのため、ただお酒を注いで回るのではなく、会話、とくに参列や生前のお付き合いに感謝の意を表すことを大事にしましょう。
アドバイザー写真 小川 竜雲
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業界歴約20年、葬祭ディレクターの小川竜雲と申します。
この度はご愁傷さまでございます。
葬儀はなにかと分からないことが多いものですよね。

通夜振る舞いのときに「遺族は参列者にお酌をして回るものでしょうか?」というご質問ですが、基本的には可能な限り主だった参列者に挨拶して回るのみで良いと考えて頂ければ良いでしょう。
そして、お酒がお好きな参列者に対しては自分に余裕があればお酌をして差し上げるというスタンスで良いと思います。

そもそも参列者が少なければお酌をして回ることは可能ですが、参列者が多ければ200人、300人と多ければ全員にお酌をして回るのは困難です。
また、一般参列者は通夜式中に焼香を済ませたら通夜振る舞いの席に移動して、遺族より先に飲食を済ませ帰られてしまう方もいらっしゃいますので、やはり可能な限りでしか挨拶もお酌も出来ないことになります。

ですから、繰り返しになりますが「基本的には可能な限り主だった参列者に対して挨拶をして回る」という対応で良いと考えていて良いと思います。

しかし、地域によっては慣習に違いがあることもありますので、葬儀を担当しているスタッフや料理のサービス係にお酌の必要性について尋ねてみることが無難ではないでしょうか。

以上、参考にして頂ければと存じます。

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