葬儀をしないと、どうなってしまいますか?
- こころ
- 2020/2/18
- 葬儀の種類
40代女です。
日ごろから父は「自分の葬式はしなくていい」と言っています。
無宗教で、自然を愛し、愛犬を愛する父です。
「どうせ葬式なんかやっても、金がかかるだけだ」という感じなのです。
実際に葬式なしで、火葬だけで済ます人も増えていると聞きます。
しかし、葬式なしで本当に問題はないのでしょうか。
葬式をしなかった場合のデメリットや問題点を知りたいのですが。
日ごろから父は「自分の葬式はしなくていい」と言っています。
無宗教で、自然を愛し、愛犬を愛する父です。
「どうせ葬式なんかやっても、金がかかるだけだ」という感じなのです。
実際に葬式なしで、火葬だけで済ます人も増えていると聞きます。
しかし、葬式なしで本当に問題はないのでしょうか。
葬式をしなかった場合のデメリットや問題点を知りたいのですが。
回答は締め切られました
回答2件
- 奥山 晶子
- 葬儀業界経験者
- 3位
- 未登録
- 2020/3/18
- コメントする
冠婚葬祭互助会に2年間勤務した後、葬儀やお墓に関するライターとして活動している奥山と申します。
お父様の希望を聞いて、少し戸惑われているご様子ですね。
確かに、最近では、葬式なしで、火葬だけで済ます「直葬」を選ぶ人も増えてきました。
葬式をしなかった場合のデメリットや問題点を、4点挙げてみましたので、参考になればうれしいです。
・親戚と揉めるかもしれない
「葬式はすべきである」という意見を持つ親戚がたくさんいる場合、意見が合わず揉めてしまう可能性があります。いざというそのときは、お父様はもうこの世にいないので、こころさんが批判の矢面に立ち、お父様を擁護しなければなりません。故人の遺志を貫き通すには、親族に味方がたくさん必要です。
・近隣や知人・友人に説明が必要になる
葬儀を行うとしたら参列することになる、近隣の方々や知人・友人に、「亡くなったけれど、葬式はしない」という説明が必要になります。「香典は受け付けるのか」「お花を届けてもよいのか」といった、弔意に関する質問が家に寄せられるため、個別に対応しなければなりません。
・弔問を個別に受けなければならない
葬式をしないということは、「参列者が一気に集まって、弔いをする時間」を設けないということです。よって、訃報を聞いた人たちからの弔問を、個別に受けなければなりません。とくに働き盛りの人にとって、忌引きの休暇を終えた後で個別に時間を割くのは、けっこうな負担になります。
・菩提寺がある場合、僧侶への相談が必要になる
もし菩提寺があったなら、ご住職へ事前に相談しなければ、トラブルに発展する恐れがあります。菩提寺のご住職を導師に迎え、仏教の儀式にのっとって葬儀をしなければ、お墓に入れてもらえないケースもあるためです。とくに、お寺へ相談せず火葬をしてしまい、後日「納骨したい」と突然お寺へ現れるなどということになれば、ご住職の心証を害してしまうでしょう。
葬式をしない場合、以上のような問題やデメリットが考えられます。ただ、デメリットを克服できるのであれば、お父様の言う通り、葬式をしないというのはお金のかからない送り方です。まずは血縁者とご相談のうえ、事情を共有することをお勧めします。
お父様の希望を聞いて、少し戸惑われているご様子ですね。
確かに、最近では、葬式なしで、火葬だけで済ます「直葬」を選ぶ人も増えてきました。
葬式をしなかった場合のデメリットや問題点を、4点挙げてみましたので、参考になればうれしいです。
・親戚と揉めるかもしれない
「葬式はすべきである」という意見を持つ親戚がたくさんいる場合、意見が合わず揉めてしまう可能性があります。いざというそのときは、お父様はもうこの世にいないので、こころさんが批判の矢面に立ち、お父様を擁護しなければなりません。故人の遺志を貫き通すには、親族に味方がたくさん必要です。
・近隣や知人・友人に説明が必要になる
葬儀を行うとしたら参列することになる、近隣の方々や知人・友人に、「亡くなったけれど、葬式はしない」という説明が必要になります。「香典は受け付けるのか」「お花を届けてもよいのか」といった、弔意に関する質問が家に寄せられるため、個別に対応しなければなりません。
・弔問を個別に受けなければならない
葬式をしないということは、「参列者が一気に集まって、弔いをする時間」を設けないということです。よって、訃報を聞いた人たちからの弔問を、個別に受けなければなりません。とくに働き盛りの人にとって、忌引きの休暇を終えた後で個別に時間を割くのは、けっこうな負担になります。
・菩提寺がある場合、僧侶への相談が必要になる
もし菩提寺があったなら、ご住職へ事前に相談しなければ、トラブルに発展する恐れがあります。菩提寺のご住職を導師に迎え、仏教の儀式にのっとって葬儀をしなければ、お墓に入れてもらえないケースもあるためです。とくに、お寺へ相談せず火葬をしてしまい、後日「納骨したい」と突然お寺へ現れるなどということになれば、ご住職の心証を害してしまうでしょう。
葬式をしない場合、以上のような問題やデメリットが考えられます。ただ、デメリットを克服できるのであれば、お父様の言う通り、葬式をしないというのはお金のかからない送り方です。まずは血縁者とご相談のうえ、事情を共有することをお勧めします。
- 麻生 浩平
- 弁護士・税理士・行政書士
- 4位
- 未登録
- 2020/2/21
- コメントする
葬儀をしないことのデメリットとしては、寺院との関係や親族との関係が微妙になることが想定されます。
檀家となっていることなど、寺院との関係がもともと存在している場合は、その関係から「なぜうちに葬儀を依頼しない」などと迫られる場合もあり、寺院が地元に一定の影響力を持っている場合、「あの家は不信心だ」とあらぬ噂を建てられる場合もあり得ます。
親族の場合も同様ですが、故人との関係が濃ければ濃いほど「故人を粗末にしている」などと批判され、親族との関係にひびが入ることもあり得ます。
そもそも、故人を弔うという行為とはどういうものか、その考え方は立場によってそれぞれだと思います。
自身が行いたい弔い事について、周囲の関係者に理解を求めることも必要ですが、完璧に理解してもらおうと考えなくてもよいと思います。
檀家となっていることなど、寺院との関係がもともと存在している場合は、その関係から「なぜうちに葬儀を依頼しない」などと迫られる場合もあり、寺院が地元に一定の影響力を持っている場合、「あの家は不信心だ」とあらぬ噂を建てられる場合もあり得ます。
親族の場合も同様ですが、故人との関係が濃ければ濃いほど「故人を粗末にしている」などと批判され、親族との関係にひびが入ることもあり得ます。
そもそも、故人を弔うという行為とはどういうものか、その考え方は立場によってそれぞれだと思います。
自身が行いたい弔い事について、周囲の関係者に理解を求めることも必要ですが、完璧に理解してもらおうと考えなくてもよいと思います。
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